私自身10年間の幼児教育現場での経験を通して、手の底知れない力を経験してきました。

泣いているとき、不安な気持ちに包まれているとき、言葉よりも先に、手を取り、背中に触れ、寄り添うことで、心が落ち着いていく。

そんな経験が今のnanaui のケアの原点になっています。

高齢者や介護の現場に触れる中で、私は何度も「そばにいるのに、何もできない」「何をしたらいいのか分からない」というご家族の声を耳にしてきました。

大切な人の最期が近づいたとき、

どう声をかけたらいいのか、

どう接し、触れたらいいのか、

わからなくなるのは、とても自然なことだと思います。

nanaui で大切にしているのは、他人から受けるケアだけで終わらせないこと。

ご家族自身が手を取り、触れ、つながる時間を持つことが、後悔の少ない時間につながると信じています。

香りとやさしいタッチが、その一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しい。
そして、その小さな時間が、ご入居者様・ご家族様・職員様の穏やかな日常につながっていくことを願いながら、この活動を続けています。

nanaui 代表